真説・博多の森の惨劇

どうしてこの国のサッカーは精神的要素などという不確かなものにこんなにも左右されるんだ?

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ちょっとだけやまかんさんの激怒モードが分かったような気がします。

 筆者・青田切腹堂は大激怒中である。

 柏レイソルに対して、こんなにも怒りを覚えた事はなかったかもしれない。1996年の国立で浦和(えっ、浦和って昔はJ1にいたんですか? 知りませんでしたというビギナーの方も居るかもしれませんが)に0−7で虐殺された時は、あまりの小気味良いやられっぷりに笑い出してしまった。昨年、広島に0−4で撲殺された時は、西野史上の残る迷采配(薩川→長谷川)の前に絶望的に頭を抱えた。

 しかし今日は違う。

 てめえら何様のつもりだ!? 銭返せ――――と怒鳴りたくなるほどの怒りを覚えてしまったよ。(BS観戦なので一銭も払ってはいないけどね)

 第7節、柏レイソルはアビスパ福岡と対戦した。昼間の磐田と横浜の試合の結果、柏はこの試合に2点差以上で勝利すれば首位に上がる事が出来た。(リーグ途中での首位の座に意味はないと言われればその通りだが、根が貧乏性の筆者にとって、「首位」という言葉には抗し難いほど魅惑の響きを感じる。ほっといてくれい)

 結果は皆さん、ご存知の通り。

 完全敗北、である。

 福岡程度に――あえて福岡程度にと言おう。Jでこれまで大した実績を残しているチームではないのだから(文句があったらタイトル取ってから来やがれ)――最近の柏、お得意の勝ち点2獲得すら叶わなかった。(無論皮肉である)

 血管がぶち切れそうになるので、詳細は省きたい。

 序盤の2失点は形としては仕方の無いモノだったかもしれない。(2点ともシュートが枠に行った事自体が奇跡的に思える。「福岡の癖に生意気な!!」と多少の賞賛を込めつつもコメントしておく)

――問題なのは失点の形などではない。

 この日の柏は、福岡に運動量で敗れ、気迫で敗れ、殆どフィールドに出る前から試合に負けていたに等しい。

 彼らは前節の京都戦の大苦戦から一体何を学んでいたのか?

 いつから彼等は必死の気合で戦いを挑んでくる相手に対して、技術のみで優雅にあしらう事が出来ると思うほど、慢心するようになったのか。同等の気迫で立ち向かい、実力の差で完膚なきまでに叩き潰す。勝負事の基本をしなくなって――忘れてしまったのか?

 福岡にもいろいろと事情はあったと聞く。ここ数試合の連敗でJ2降格のがけっぷちまで追い詰められた昨季の苦い記憶が早くも蘇り始めていたに違いない。ナビスコカップの選手起用を巡る理不尽とも思えるJ理事会の横槍、そして柏への復仇の念に燃えるバデアの存在。士気は最高級まで高まっていた。筆者にしてもここまで気迫に満ちた福岡を見たのは、かのJ1参入決定戦の緒戦以来である。しかし――――しかしである。

 この日の福岡は素晴らしかった。柏が負けたのも無理はない。などという長閑な戦評で片付けられて許される事では断じて無い。少なくとも優勝を狙うチームにとって福岡程度の相手に敗戦する事、勝ち点を取りこぼす事は致命的な失態を意味する。(ああ、本当に今日のあんたらは素晴らしかったよ、それは認めてやるよ畜生。でもだからと言って、負けちゃあいけなかったんだよ、しかもこんな風に負けちゃあいけなかったんだよ)

 この日の柏の内容は、優勝候補に挙げられるチームとしてあまりに恥ずかしいものではなかっただろうか? まさしく雀蜂のように詰め寄せる福岡のディフェンスに対して、柏の攻撃陣の弛緩した(物理的にも精神的にも)ショートパスの連続の何処に、強豪チームとして相手を畏怖させるものがあるか? この日の柏は精神的主柱たる洪明甫先生までが、その弛緩の中を漂っていたように思えた。(ああ、とうとう言っちまった。抗議のメールが殺到するかもしらん)

 スコアこそ0−2だが、0−5で敗れていてもおかしくないような内容だった。本音を言えば筆者は大差で敗れなかった事を残念に思っている。どうやら骨髄に浸透するほどの屈辱的体験を経なければ彼らは目覚めてはくれないようだ。(ああ俺の中で何かが切れてる切れてる)

 次節、柏は日本最強のファンタジスタ中村俊輔を擁する横浜Fマリノスと対戦する。この試合に敗れるようならファーストステージ制覇は絶望的となる。(今日の敗北で、負けたら終わりのトーナメントモード突入といってもいい)

 これだけ罵っても、それでも諦めの悪い筆者はまだファーストステージ制覇の可能性を信じている。(というか祈っているというか) そしてまた柏の葉から柏駅までレプリカ着用で帰るハメにはなりたくないので勝利を願っている。

桜散る霞ヶ関の夜に――――青田切腹堂

 横浜戦予想スタメン(柏現段階におけるベストメンバー)

 GK 吉田宗弘
 DF 根引謙介 入江徹 マウシリオ
 MF 酒井直樹 下平隆宏 落合正幸 玉田圭司 田ノ上信也
 FW 長谷川太郎 町田忠道

 追伸――北嶋選手、笑顔でスーパーサッカーに出演出来る事を祈っておる。 

 ※書き上げてからアップするまで4日ほど経過しています。完全にアップの機を逸しました。皆さん忘れ物には気を付けましょうね。

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